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無意味なPKを持つJKの話
第11章 Someday
仕方なく同じベッドに入る。

ここで、嫌だとか言ってられないし。

背中を小川に向けて端っこに横になった。

それだとふかふかの掛け布団が、体半分しかかからなくて、やはり寒い。

少しずつ後ずさりしてたら、狭いベッドなのですぐに小川にくっついてしまう。

振り返って様子を伺うも、小川は全く動じてないようで、仰向けのままぐうぐうと眠っている。

明子みたく、向こうに横向きになってくれたらいいのに。
狭いベッドで端に寄ったとはいえ、そこそこデカい小川が仰向けになってるセイで、残りのスペースが少ないのだ。

でも、このベッドは小川のなワケで。
泊まらしてもらってる以上、文句は言えない。

爆睡している小川に、遠慮してても意味は無いか。

そう思って、向けていた背中をぐるんと反転させ、小川の腕にくっつくように横になった。

まるで恋人同士が抱き合って睡るようで、ドキドキする。

腕に少し乗るようになったが、小川が起きる気配はない。

これだと腕が痺れちゃうかな?

様子を伺いながら、一度起き上がると、腕を持ち上げ、その中に体を進める。

肩に頭を載せ、思いっきり体を寄せてみる。

本気で愛し合う恋人同士のようだ。

小川の温もりが、借りたスウェットから伝わって来る。

頭の上でぐうぐう聞こえる寝息も、それにあわせて動く胸も。
なんだかくすぐったくて、だけど心地いい。

顔を起こして手を伸ばし、小川の頭を撫でる。

坊主の伸びたようなだった髪の毛が、すっかり伸びてこれまた不思議な髪型だ。
黒黒として、少し太めの髪の毛だが、すごく真っ直ぐだ。

髪をさわさわっと触られてくすぐったいのか、少し顔を動かした。

眉間に軽くシワも寄ったが、すぐ戻って。
体に半分乗った明子のことには気づかなかったようだ。

一度引っ込めた手を伸ばして、小川の顔を触る。

左の目元の下に、薄くて小さなホクロがある。
ナキボクロというやつだ。

もう少しくっきりあったら、きっと素敵なのに。

指先で撫でていると、これまたくすぐったいのか、小さくふっと笑った。

その一瞬の笑顔にきゅんときて。

もう1度手を伸ばす。

慣れたのか、深い眠りに入ったのか、全く笑わない。

なんだか悔しくて、軽く鼻をつまむ。

口は小川が自分で閉じてるだけなので、暫らくするとパカッと開けた。

ツボった明子は声を殺して笑う。
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