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無意味なPKを持つJKの話
第11章 Someday
噴き出しそうになるのを、手で口を覆って堪える。
起こしたらもう遊べない。
なんとか笑いが落ち着いて、次に何をしようかと小川を見つめる。
ふと。今まで試した事無いのに。
このまま小川のことを、チカラ使って浮かべてみようとおもった。
一度浮かべてから、何度か試したのものの、小川が動き出すと落ちてしまう。
微動だにしない、今なら。
しかも、こんな風に明子の体が乗ってたら??
半分乗った明子の体も一緒に浮く?
意識を集中させ、チカラを入れる。
???
やっぱり、無理かー。
そう思ってたのに、チカラを抜いた途端、軽く布団に振動があって。
浮かんでたのが、布団の上に落ちた感覚だ。
!!
どうやら実感なかったけど、浮いていたようだ。
初めての感覚に明子のテンションがあがる。
もう1度意識を集中させて。
確かに実感ないけど、浮いている。
こうやって、“何か”の上に乗っていれば、明子も浮かぶということだ。
すごいすごい!!
小川を起こして報告したい!!
きっと驚いて喜ぶ。
いつも浮かんだらテンション上がりまくりの小川は、2度も浮かんだことを全く知らない。
今起こそうかと一瞬よぎったが、気持ちよさそうな寝息が聞こえて、朝にしようと思い直した。
少し眠って体力を取り戻したら、もう少し長く浮かべてられるだろうし。
明子は起こしていた顔を、小川の首元に落とした。
腕も回して抱きつくような体勢になってしまっている。
こんな風にしてたのも、バレたら驚くだろうな。
逆に今しか出来ない。
明子は、小川にぎゅううっと徐々に力をいれて抱きついた。
「う...ん...」
流石に起こしたかもと、小川から離れようとしたとき、驚くことに小川の腕が動いて明子を軽くではあるが抱きしめる。
全く予想してなくて、心臓が飛び出るほど驚いた。
小川の顔を覗き込んでも、起きてるとは、思えない。
まさか?
「...小川?」
小さな声で呼びかけるも、案の定、返答はなくて安心する。
無意識に、体が反応しただけだろうか。
もう少し耳に口を近づけて囁く。
「小川...」
やっぱり無反応でイビキしか聞こえない。
「...かずき」
試しに名前を呼んでみる。
腕がぎゅっとした気がした。
無意識かな。
「....好き」
起こしたらもう遊べない。
なんとか笑いが落ち着いて、次に何をしようかと小川を見つめる。
ふと。今まで試した事無いのに。
このまま小川のことを、チカラ使って浮かべてみようとおもった。
一度浮かべてから、何度か試したのものの、小川が動き出すと落ちてしまう。
微動だにしない、今なら。
しかも、こんな風に明子の体が乗ってたら??
半分乗った明子の体も一緒に浮く?
意識を集中させ、チカラを入れる。
???
やっぱり、無理かー。
そう思ってたのに、チカラを抜いた途端、軽く布団に振動があって。
浮かんでたのが、布団の上に落ちた感覚だ。
!!
どうやら実感なかったけど、浮いていたようだ。
初めての感覚に明子のテンションがあがる。
もう1度意識を集中させて。
確かに実感ないけど、浮いている。
こうやって、“何か”の上に乗っていれば、明子も浮かぶということだ。
すごいすごい!!
小川を起こして報告したい!!
きっと驚いて喜ぶ。
いつも浮かんだらテンション上がりまくりの小川は、2度も浮かんだことを全く知らない。
今起こそうかと一瞬よぎったが、気持ちよさそうな寝息が聞こえて、朝にしようと思い直した。
少し眠って体力を取り戻したら、もう少し長く浮かべてられるだろうし。
明子は起こしていた顔を、小川の首元に落とした。
腕も回して抱きつくような体勢になってしまっている。
こんな風にしてたのも、バレたら驚くだろうな。
逆に今しか出来ない。
明子は、小川にぎゅううっと徐々に力をいれて抱きついた。
「う...ん...」
流石に起こしたかもと、小川から離れようとしたとき、驚くことに小川の腕が動いて明子を軽くではあるが抱きしめる。
全く予想してなくて、心臓が飛び出るほど驚いた。
小川の顔を覗き込んでも、起きてるとは、思えない。
まさか?
「...小川?」
小さな声で呼びかけるも、案の定、返答はなくて安心する。
無意識に、体が反応しただけだろうか。
もう少し耳に口を近づけて囁く。
「小川...」
やっぱり無反応でイビキしか聞こえない。
「...かずき」
試しに名前を呼んでみる。
腕がぎゅっとした気がした。
無意識かな。
「....好き」