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another storys
第6章 寝物語【陽炎】
そこにるいが帰ってくる。
「ゴメンね鷺、お湯遅くなっちゃって…てあら、サヨ寝たの?」
「あぁ。今な。別に夏じゃねぇし一日くらいどってことねぇよ。るい、店は?」
「客も落ち着いたし、煮物も売れたからもう仕舞ったよ」
「そうかい。」
るいがサヨを抱き上げて布団に寝かせる。
付けたままだった猫の耳を外し、枕元に置いてやった。
盥に湯を張り、
「鷺、偶には私が身体拭いてやろうか?」
「お?いいのか?頼むよ」
鷺は着物の合わせを開き、半裸になった。
首筋、耳の裏、肩、背中…
固く絞った熱い手拭いで、強く拭いてもらうとすっきりする。
「あぁ、いいなぁ…」
「はいよ、下は自分で拭きなよ?」
「なんだよ、下はやってくれねぇのか?」
「ゴメンね鷺、お湯遅くなっちゃって…てあら、サヨ寝たの?」
「あぁ。今な。別に夏じゃねぇし一日くらいどってことねぇよ。るい、店は?」
「客も落ち着いたし、煮物も売れたからもう仕舞ったよ」
「そうかい。」
るいがサヨを抱き上げて布団に寝かせる。
付けたままだった猫の耳を外し、枕元に置いてやった。
盥に湯を張り、
「鷺、偶には私が身体拭いてやろうか?」
「お?いいのか?頼むよ」
鷺は着物の合わせを開き、半裸になった。
首筋、耳の裏、肩、背中…
固く絞った熱い手拭いで、強く拭いてもらうとすっきりする。
「あぁ、いいなぁ…」
「はいよ、下は自分で拭きなよ?」
「なんだよ、下はやってくれねぇのか?」