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another storys
第7章 ふたりの未来 【社内恋愛のススメ】
イキナリ洋くんの核心的なセリフから始まって、私はゴクリと息を飲んだ。
「なんだ、そんな素振りあんのか。」
「彼女は意識してないかも、だけど、最近特に感じますね。北川さんたちの結婚式、の時よりも、こないだのホームパーティーあたりから、彼女の雰囲気がちょっと変わったかな。多分、新居にお呼ばれして、具体的な新生活を想像したんだろうなぁって。」
おっと、洋くん、鋭いとこ突いてくるじゃない?と思ったら…
「ね。僕、ちゃんと気づいてるよ?聞いてる?かなちゃん。」
イキナリ壁をコンコン、とノックされて。
隣の個室が一気にざわつく。
「そこにいるんでしょう?さっきお手洗いからもどる遙さん見かけたよ。予約票のこの部屋の隣、2名で山下さんになってた。この部屋は宮本さんの名前で予約されてたけど、連絡先は両方かなちゃんの携帯だった。宮本さんまで巻き込んで、こんな回りくどいことしなくても、言いたいことがあるなら直接言ってくれればいいのに」
「なんだ、そんな素振りあんのか。」
「彼女は意識してないかも、だけど、最近特に感じますね。北川さんたちの結婚式、の時よりも、こないだのホームパーティーあたりから、彼女の雰囲気がちょっと変わったかな。多分、新居にお呼ばれして、具体的な新生活を想像したんだろうなぁって。」
おっと、洋くん、鋭いとこ突いてくるじゃない?と思ったら…
「ね。僕、ちゃんと気づいてるよ?聞いてる?かなちゃん。」
イキナリ壁をコンコン、とノックされて。
隣の個室が一気にざわつく。
「そこにいるんでしょう?さっきお手洗いからもどる遙さん見かけたよ。予約票のこの部屋の隣、2名で山下さんになってた。この部屋は宮本さんの名前で予約されてたけど、連絡先は両方かなちゃんの携帯だった。宮本さんまで巻き込んで、こんな回りくどいことしなくても、言いたいことがあるなら直接言ってくれればいいのに」