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another storys
第9章 運命のふたり【パズルⅡ・運命の恋人】
そこは、冒険家のセカンドハウスで。大昔に絶滅した巨大な動物の剥製で埋め尽くされていた。

ぬいぐるみだと思えば怖くないけど、剥製だと言われるとなんか怖い。
当時の技術ではそれが精一杯だったんだろうけど…
でも、作り物感溢れるガラスの目玉がぞんざいに嵌ったバカデカいトラとか狼、全長何メートル?てくらいデカい顔のトナカイ?の首が壁にくっついてたり。全身の剥製でなくて、頭だけ残して身体は開かれてカーペットみたいになってるやつとかもたくさんあって、数がありすぎて広げるスペースがないから頭の周りに身体の部分をストールみたいに巻きつけて並べられてるのがいっぱい。この動物たちもまさか狩られた後にこんなぞんざいな扱いを受けるとは思わなかっただろうな、と憐憫の情を禁じ得ない。

感想としては、うん、中々インパクトのあるセカンドハウスだった。
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