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第9章 運命のふたり【パズルⅡ・運命の恋人】
ホテルは、少しグレードの高い部屋にしたからそこそこ広くて快適だった。

チェックインしてひと休みしてから、夕方は、ホテル内の温泉にのんびり浸かって、お勧めの食事スポットを紹介して貰ってフラッと食べに行く。

灘の酒が呑めて、お酒に合う創作和食。
すごく美味しかった。

移動、観光、アルコールで結構疲れてたから、ホントはぐっすり眠りたかったんだけど。
サトシさんはガッツリエッチする気満々だったみたい。

僕が荷解きを終えて部屋着に着替え、ひと心地ついて、部屋の窓から眼下に広がる神戸の夜景をぼんやり眺めながらミネラルウォーターを飲んでいると。

「旅先って…燃えるよね」

サトシさんのあの妖しいネコみたいな笑顔が大きいな窓に映った。
そのまま僕の背中から抱きついて、Tシャツの中に手を入れて撫でまわしながら首筋にべろ~っと舌を這わせてくる。
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