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another storys
第10章 Ma petite chérie.【Cross roads】
なんかそれっぽいコト言ってるけどさ。絶対このヒト親父とその若い彼女見たいだけだからね。祥悟さんが結構ミーハーだって、俺ちゃんと知ってるんだから。
「立ち話もなんですから、お時間が許すようでしたらお昼でもいかがですか?」
何だって⁉︎ 頼む、親父、断って…!!
祥悟さん、結城さんカップルと4人で、ならいいよ?俺らが付き合うきっかけ作ってくれた人たちだしね。
百歩譲って親父、菜摘さんとの4人でもいいわ。だいぶ気まずいし、場が静まること請け合いだけど、でも、まぁ我慢は出来る。だけどこの6人て!ワケ分からん。
「…祥悟くん?映画の時間ちゃんと覚えてる?」
結城さんが祥悟さんの腕をガッと引いた。
「え?」
バッグから携帯を出して祥悟さんに見せ、
「私たち、悠長にお昼食べてる時間なんかないでしょう?萩原さんと、お父さんとお話ししたいなら改めて予定を合わせてくれるとうれしいな?」
結城さん、お願い口調だけど目が全然笑ってない。怖ェ…
「立ち話もなんですから、お時間が許すようでしたらお昼でもいかがですか?」
何だって⁉︎ 頼む、親父、断って…!!
祥悟さん、結城さんカップルと4人で、ならいいよ?俺らが付き合うきっかけ作ってくれた人たちだしね。
百歩譲って親父、菜摘さんとの4人でもいいわ。だいぶ気まずいし、場が静まること請け合いだけど、でも、まぁ我慢は出来る。だけどこの6人て!ワケ分からん。
「…祥悟くん?映画の時間ちゃんと覚えてる?」
結城さんが祥悟さんの腕をガッと引いた。
「え?」
バッグから携帯を出して祥悟さんに見せ、
「私たち、悠長にお昼食べてる時間なんかないでしょう?萩原さんと、お父さんとお話ししたいなら改めて予定を合わせてくれるとうれしいな?」
結城さん、お願い口調だけど目が全然笑ってない。怖ェ…