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another storys
第10章 Ma petite chérie.【Cross roads】
「あ~、ホントだ、ゴメンなさい。何かこっちから誘ってみたけど、ホントすみません」
ペコペコ頭を下げて、笑いながら去っていく。てかほぼ結城さんに引きずられていく。
その場にいた全員が、あの2人は別に映画なんか見る予定じゃなかったって判っただろう。
だけど…グッジョブ、結城さん。
「萩原様…」
店舗スタッフが、商談スペースの奥から遠慮がちに声をかけてくる。そこで、そうだった、親父たちは指輪を受け取りに来たんだった、と思い出した。
「すみません」
親父と菜摘さんが商談スペースの方に行くのに合わせて、
「じゃ、俺たちこれで。昼行くから、父さんたちもごゆっくり。」
「あ、あぁ、そう、だな…」
菜摘さんと美佳ちゃんが互いに会釈し、俺たちはブースを後にする。
少し離れると、ものすごい虚脱感に襲われた。
祥悟さんのせいで一気に疲れた。
ペコペコ頭を下げて、笑いながら去っていく。てかほぼ結城さんに引きずられていく。
その場にいた全員が、あの2人は別に映画なんか見る予定じゃなかったって判っただろう。
だけど…グッジョブ、結城さん。
「萩原様…」
店舗スタッフが、商談スペースの奥から遠慮がちに声をかけてくる。そこで、そうだった、親父たちは指輪を受け取りに来たんだった、と思い出した。
「すみません」
親父と菜摘さんが商談スペースの方に行くのに合わせて、
「じゃ、俺たちこれで。昼行くから、父さんたちもごゆっくり。」
「あ、あぁ、そう、だな…」
菜摘さんと美佳ちゃんが互いに会釈し、俺たちはブースを後にする。
少し離れると、ものすごい虚脱感に襲われた。
祥悟さんのせいで一気に疲れた。