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another storys
第12章 Restart【Cross roads】
俺と響子は、大学のサークルで知り合った。
響子は一つ年下で。どこにでもある学生同士の軽い恋愛。大学時代も、卒業してからの数年もくっついたり離れたり、お互い別の人に惹かれたり、また元サヤに戻ったり、そんなことを繰り返しながら、俺が30になる時に結婚した。なんだかんだ言って、響子と居るのが一番居心地が良かった。
お世辞にも男前とは言えない俺に対して、響子はショートカットがよく似合う、溌剌とした可愛いコで、男からの人気もあった。モテるのに何故俺に戻ってくるのかはよく分からん。
「私、誠治となら結婚してもいいよ?」
響子がそう言った時、俺はなんで?とキョトンとした。
まさかそんなことを言われるとは思いもしなかったからだ。俺の反応に響子はクスクス笑って。
「やったぁ。やっと目開いたね!」
失礼な。いつも開けてるよ。目が細いのは生まれつきだよ!
響子は一つ年下で。どこにでもある学生同士の軽い恋愛。大学時代も、卒業してからの数年もくっついたり離れたり、お互い別の人に惹かれたり、また元サヤに戻ったり、そんなことを繰り返しながら、俺が30になる時に結婚した。なんだかんだ言って、響子と居るのが一番居心地が良かった。
お世辞にも男前とは言えない俺に対して、響子はショートカットがよく似合う、溌剌とした可愛いコで、男からの人気もあった。モテるのに何故俺に戻ってくるのかはよく分からん。
「私、誠治となら結婚してもいいよ?」
響子がそう言った時、俺はなんで?とキョトンとした。
まさかそんなことを言われるとは思いもしなかったからだ。俺の反応に響子はクスクス笑って。
「やったぁ。やっと目開いたね!」
失礼な。いつも開けてるよ。目が細いのは生まれつきだよ!