この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第16章 So sweet【パズルⅡ・運命の恋人】
昼ごはんを10分程度で食べ終え、挨拶もソコソコに再び出勤する。
仕事は、基本クライアントと顔をあわせる時以外スーツでなくていいから楽。
特に夏場は。Tシャツ1枚と短パン、サンダルでも別に文句は言われない。デニムも暑いから半端丈のカーゴパンツとスニーカーで、会社に行くと、アロハシャツの社長が棒アイスを咥えた状態でモニターと睨めっこしていた。
俺を見るなりコッチコッチ、と手招きする。
「お疲れです。」
「お互いな。コレ。ココとココ消さなきゃ出せねぇわ。」
商品CMのモブシーンの映り込み。
エキストラさんの持ち物や服装、きちんとチェックしてるハズなのに、どうしても見落としってある。
ほんの一瞬流れるだけでも、隅っこにチラッと写っちゃうだけでも、CMとは関係ない別の商品が入っちゃったりするとマズイ。ライバルメーカーのやつなんか特に。
でもそこだけぼかしたり、消しゴムかけたみたいに不自然に消す訳にいかないから、コツというか、テクがいる。
「あぁ〜、本当ですねぇ…見落としてました。」
仕事は、基本クライアントと顔をあわせる時以外スーツでなくていいから楽。
特に夏場は。Tシャツ1枚と短パン、サンダルでも別に文句は言われない。デニムも暑いから半端丈のカーゴパンツとスニーカーで、会社に行くと、アロハシャツの社長が棒アイスを咥えた状態でモニターと睨めっこしていた。
俺を見るなりコッチコッチ、と手招きする。
「お疲れです。」
「お互いな。コレ。ココとココ消さなきゃ出せねぇわ。」
商品CMのモブシーンの映り込み。
エキストラさんの持ち物や服装、きちんとチェックしてるハズなのに、どうしても見落としってある。
ほんの一瞬流れるだけでも、隅っこにチラッと写っちゃうだけでも、CMとは関係ない別の商品が入っちゃったりするとマズイ。ライバルメーカーのやつなんか特に。
でもそこだけぼかしたり、消しゴムかけたみたいに不自然に消す訳にいかないから、コツというか、テクがいる。
「あぁ〜、本当ですねぇ…見落としてました。」