パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第20章 Marriage purple【遅咲きのタンポポ】

「ウチ？ ウチは全然。私ももう若くないしさ、相手も同い年だし、今更派手にお披露目って感じでもないじゃない？でもドレスは着たかったから、お式と食事会ね。友達も会社関係も二次会だけだったからさ。だからお式に関しては割とサクッと決まったかなぁ…二次会は友達が段取ってくれたし。」

「私もそんなのがいいんですけど…彼のご両親は兎も角、会社が絡むとちょっと大事になりそうで…」

「なに、彼ってブライダル関係の会社勤務とか？」

「…んー、ではないんですけどね…まぁ、あながち関係なくもない、というか…」

「なになに？何の会社？」

「宝飾品…アクセサリーです。ブライダルジュエリーの展開もあるので…あんまり質素なのは、って言われてしまって…」

「あぁ、武井さんって、お父さんが社長さんなんですよね？」

た…矢口さんの前では言わないでおこうと思ってたのに…田嶋さんが無邪気にぶっこんできた…