この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第20章 Marriage purple【遅咲きのタンポポ】
「高校からは私学で、卒業したらすぐ親の会社入って。….ま、挫折も苦労も知らないボンボンだ、てことはよくわかってもらえたかな?」
自嘲的に笑う祥悟くん。
でも、彼女との関係で傷ついた話も聞いたし、今だって会社で、部長になって、結果を出すために一所懸命働いてるのは知ってる。
ちょっと我儘で子供みたいなトコあるけど、それでもすごく優しいし、私を大事にしてくれる。
それはきっと、結婚しても同じだろう。
私は、結婚って旦那さんに養ってもらって、その分家のこともきちんとしなきゃいけないんだ、って、思ってた。だけど実際自分がその立場になると、今の仕事も楽しいし、その辺の折り合いをどうつけるのか、てことで悩んだ。
でも、祥悟くんは、そのままでいいと言ってくれるから…きっと、彼を信じて、この差し出された手を握って一緒に歩いていけばいいんだ、と思えた。
自嘲的に笑う祥悟くん。
でも、彼女との関係で傷ついた話も聞いたし、今だって会社で、部長になって、結果を出すために一所懸命働いてるのは知ってる。
ちょっと我儘で子供みたいなトコあるけど、それでもすごく優しいし、私を大事にしてくれる。
それはきっと、結婚しても同じだろう。
私は、結婚って旦那さんに養ってもらって、その分家のこともきちんとしなきゃいけないんだ、って、思ってた。だけど実際自分がその立場になると、今の仕事も楽しいし、その辺の折り合いをどうつけるのか、てことで悩んだ。
でも、祥悟くんは、そのままでいいと言ってくれるから…きっと、彼を信じて、この差し出された手を握って一緒に歩いていけばいいんだ、と思えた。