この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第21章 父とオトコの境界線【社内恋愛のススメ】
そろそろ8時になる、という頃、遙が起きてきた。
「おはよ…早いね…」
「ん?あぁ…目が覚めたからコーヒー飲んでた。」
「私のもセットしてくれたんだ…」
「ん。淹れるから温かくして座っとけよ。パン食う?」
「…ありがと。パンはもう少し後でもいいかな…樹さんお腹すいた?」
「ん。別にまだいいけど…」
遙が寝室に戻っていく。俺は立ち上がって湯を沸かし直し、コーヒーを淹れた。
遙がカーディガンを羽織って出てくる。
2人でソファに座った。
「昨日…ごめんね」
「何が。」
「最後まで、できなかったでしょ…口とかでしたほうが良かったかなぁってちょっと思ったんだけど…声かけるタイミング掴めなくて…」
やっぱり、気遣わせてんな…
俺は遙の頭をグッと抱き寄せた。
「わわっ…」
コーヒーをこぼしそうになり、慌ててテーブルにカップを置く遙。
「あ、ゴメン。でも、昨日の事は遙のせいじゃないだろ?タイミングだよ。俺の方こそ、気遣わせてごめん。」
後頭部を抱えたまま、何度もキスした。
少し甘い、ミルクコーヒーの味がした。
「おはよ…早いね…」
「ん?あぁ…目が覚めたからコーヒー飲んでた。」
「私のもセットしてくれたんだ…」
「ん。淹れるから温かくして座っとけよ。パン食う?」
「…ありがと。パンはもう少し後でもいいかな…樹さんお腹すいた?」
「ん。別にまだいいけど…」
遙が寝室に戻っていく。俺は立ち上がって湯を沸かし直し、コーヒーを淹れた。
遙がカーディガンを羽織って出てくる。
2人でソファに座った。
「昨日…ごめんね」
「何が。」
「最後まで、できなかったでしょ…口とかでしたほうが良かったかなぁってちょっと思ったんだけど…声かけるタイミング掴めなくて…」
やっぱり、気遣わせてんな…
俺は遙の頭をグッと抱き寄せた。
「わわっ…」
コーヒーをこぼしそうになり、慌ててテーブルにカップを置く遙。
「あ、ゴメン。でも、昨日の事は遙のせいじゃないだろ?タイミングだよ。俺の方こそ、気遣わせてごめん。」
後頭部を抱えたまま、何度もキスした。
少し甘い、ミルクコーヒーの味がした。