この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第24章 かわいいひと【Cross roads】
驚いて美佳ちゃんを見た俺の顔で、俺の不安を見破ったんだろう。美佳ちゃんは俺にニコッといつもの顔で笑って、お母さんに、
「だって彼氏が来るなんて言ったらお母さん舞い上がっちゃうじゃない」
とため息をついて見せた。あ、そういうこと…
「彼氏じゃなくたってこんなカッコいいコ舞い上がるわよぉ〜!日本人離れした手足の長さねぇ!採寸しがいがあるわ!」
お母さんは目をキラキラさせて、ポケットから出したメジャーをシュッと鳴らして、鞭のようにピシッと構えた。
呆気に取られている俺を尻目に、お母さんは俺の手をグイグイ引いて奥へと連れて行く。
「折角スーツ持ってきて貰ったんだし、着て見せて?」
金の抜き文字で『fitting room』と書かれた黒い扉を開け、俺を中に入れた。
「だって彼氏が来るなんて言ったらお母さん舞い上がっちゃうじゃない」
とため息をついて見せた。あ、そういうこと…
「彼氏じゃなくたってこんなカッコいいコ舞い上がるわよぉ〜!日本人離れした手足の長さねぇ!採寸しがいがあるわ!」
お母さんは目をキラキラさせて、ポケットから出したメジャーをシュッと鳴らして、鞭のようにピシッと構えた。
呆気に取られている俺を尻目に、お母さんは俺の手をグイグイ引いて奥へと連れて行く。
「折角スーツ持ってきて貰ったんだし、着て見せて?」
金の抜き文字で『fitting room』と書かれた黒い扉を開け、俺を中に入れた。