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another storys
第24章 かわいいひと【Cross roads】
「はい、腕上げて?」
言われるままに地面と水平に腕を上げると肩から手首、肩から肘、肘から手首、脇から手首、首回り、胸回り、腰周り、脇から腰、腰から踵、膝下…身体中至るところをメジャーで測られる。
一ヶ所測る毎に、お母さんは鉛筆でバインダーに挟んだ紙に書き込んでいく。
採寸は手際よく終わり、ジャケットを返される。
着ようかどうしようか迷って、腕に引っ掛けた。
お母さんは奥に行ったかと思うと、数着のジャケットを持ってきた。
「次はコレ着てみてくれる?」
大きな鏡の前で、着せ替え人形のようにいろんなジャケットを着せらせた。
どうやら、どんなものが似合うか、色や形を試しているようで、採寸の用紙の余白に色々書き込んでいた。
試着が終わるとお母さんは満足気に微笑んで。
「だいたい感じは掴めたわ。色はネイビーでいいかしら?」
「あの…礼服って黒じゃなくていいんですか…?」
言われるままに地面と水平に腕を上げると肩から手首、肩から肘、肘から手首、脇から手首、首回り、胸回り、腰周り、脇から腰、腰から踵、膝下…身体中至るところをメジャーで測られる。
一ヶ所測る毎に、お母さんは鉛筆でバインダーに挟んだ紙に書き込んでいく。
採寸は手際よく終わり、ジャケットを返される。
着ようかどうしようか迷って、腕に引っ掛けた。
お母さんは奥に行ったかと思うと、数着のジャケットを持ってきた。
「次はコレ着てみてくれる?」
大きな鏡の前で、着せ替え人形のようにいろんなジャケットを着せらせた。
どうやら、どんなものが似合うか、色や形を試しているようで、採寸の用紙の余白に色々書き込んでいた。
試着が終わるとお母さんは満足気に微笑んで。
「だいたい感じは掴めたわ。色はネイビーでいいかしら?」
「あの…礼服って黒じゃなくていいんですか…?」