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another storys
第26章 シンデレラ ガール【同級生】
2週間後、書類選考通過のメールが来て、玄くんに電話した。
「おめでとう、翠。第1関門突破だな。」
私が用件を言う前に玄くんが言った。
「なんで知ってるの?」
「通知の連絡先に俺のアドレスも入れたから。」
なるほど。抜かりないな…
「…この選考って…玄くんも噛んでるの…?」
「なんで?」
「だって!私なんかが読者モデルなんてどう考えてもおかしいもん!なんか裏からこう…細工を…」
「ンなワケないだろ、スポンサーとかならまだしも。俺はただの雇われカメラマン。仕事で趣旨を理解してるだけでそんなチカラないよ。」
玄くんが苦笑する。
「予選通過は翠の実力だよ。言ったろ?素材はいいのに活かせてないだけだって。ま、応募の写真は携帯カメラとは言え、俺が撮ってるんだから自撮りよりはキレイに撮れてたと思うけどね。すぐに送ったから特に加工もしてないし。でも、デジタルデータを加工しても2次選考でバレるけどね。」
そっか…ま、2次選考もあるなら、そんなに気にしなくってもいいか…と、そこで通話を終えた。
「おめでとう、翠。第1関門突破だな。」
私が用件を言う前に玄くんが言った。
「なんで知ってるの?」
「通知の連絡先に俺のアドレスも入れたから。」
なるほど。抜かりないな…
「…この選考って…玄くんも噛んでるの…?」
「なんで?」
「だって!私なんかが読者モデルなんてどう考えてもおかしいもん!なんか裏からこう…細工を…」
「ンなワケないだろ、スポンサーとかならまだしも。俺はただの雇われカメラマン。仕事で趣旨を理解してるだけでそんなチカラないよ。」
玄くんが苦笑する。
「予選通過は翠の実力だよ。言ったろ?素材はいいのに活かせてないだけだって。ま、応募の写真は携帯カメラとは言え、俺が撮ってるんだから自撮りよりはキレイに撮れてたと思うけどね。すぐに送ったから特に加工もしてないし。でも、デジタルデータを加工しても2次選考でバレるけどね。」
そっか…ま、2次選考もあるなら、そんなに気にしなくってもいいか…と、そこで通話を終えた。