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another storys
第26章 シンデレラ ガール【同級生】
「コレは、four seasons パーソナルカラー。女性の肌とか髪や瞳の色、全体の雰囲気なんかで、大雑把に4つの括りに分けてるだけ。季節とは関係ないの。話すと長くなるから端折るけど、スプリングとオータムがイエローベース、サマーとウィンターがブルーベース。スプリングとサマーがライトトーン、つまり明るめ。オータムとウィンターがダークトーン、暗めの色合い、と思ってもらったらいいわ。要するに、ミドリちゃんにはイエローベースの明るめの色が似合う、ってこと。一部ブルーベースカラーでも似合うのもアリ、って感じ。…で…っと…」
関口さんは早口でまくし立て、手元に置いたファイルを見た。
「普段のワードローブに多い色合いは…黒、紺、茶色、グレー…ぅわぁお…絵に描いたようなジミ子ちゃんねぇ?」
普段のワードローブ…きっと玄くんが書いたんだ…ま、あながち間違っちゃいないけど。その辺の色味なら間違いないと思って選んじゃうから…
関口さんは早口でまくし立て、手元に置いたファイルを見た。
「普段のワードローブに多い色合いは…黒、紺、茶色、グレー…ぅわぁお…絵に描いたようなジミ子ちゃんねぇ?」
普段のワードローブ…きっと玄くんが書いたんだ…ま、あながち間違っちゃいないけど。その辺の色味なら間違いないと思って選んじゃうから…