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another storys
第26章 シンデレラ ガール【同級生】
色んな色の布の束をケースに仕舞い、関口さんは誰かに電話を掛けた。すぐに若い女のコが1人入ってきて。
「ネイル、バッファーかけて、形は短めのラウンドスクェア。ケアしたらポリッシュはピンクベージュ。小さいスタッズくらいならつけてもオッケー。上品且つシンプルに仕上げて?」
「はい。」
女のコは頷いて、低めの作業台みたいなのを動かして来た。失礼します、と断って、そこに私の右手を乗せる。
関口さんは腰につけたツールベルトからハサミとコームを抜き、霧吹きで濡らした髪をシャキシャキと切り始めた。
結構大胆に切って、5、6センチの髪がハラハラとケープに落ちて行く。どんだけ切られるのかしら…と不安になったら、表情でそれを察したみたいで。
「大丈夫。可愛くしたげるから、心配しないで?」
私のこめかみを優しく指先で支え、正面を向かせながら、関口さんが微笑んだ。
「ネイル、バッファーかけて、形は短めのラウンドスクェア。ケアしたらポリッシュはピンクベージュ。小さいスタッズくらいならつけてもオッケー。上品且つシンプルに仕上げて?」
「はい。」
女のコは頷いて、低めの作業台みたいなのを動かして来た。失礼します、と断って、そこに私の右手を乗せる。
関口さんは腰につけたツールベルトからハサミとコームを抜き、霧吹きで濡らした髪をシャキシャキと切り始めた。
結構大胆に切って、5、6センチの髪がハラハラとケープに落ちて行く。どんだけ切られるのかしら…と不安になったら、表情でそれを察したみたいで。
「大丈夫。可愛くしたげるから、心配しないで?」
私のこめかみを優しく指先で支え、正面を向かせながら、関口さんが微笑んだ。