この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第29章 2人のX'mas【同級生】

お兄さんは勝手知ったる感じでスタスタとLDKに入ると、コートを脱ぎ、ソファに座った。
「お前が電話に出ないからだろ? 昨日から何回も掛けてんのに。」
玄くんは明らかにしまった、という顔をした。
そういえば、いつも玄くんは私と居る時、特に寝る前には仕事の電話に邪魔されたくない、と携帯の電源を切る。
今朝携帯を弄ってる玄くんを見てない、から、ホントに携帯見るの忘れてたって感じだった。
「ま、昨夜はお楽しみだったのかもしれんけどさ。せめて朝には電源入れろ。」
お兄さんは私をチラッと見てから玄くんに向けてニヤッと笑った。
この意地悪な顔…私をからかってニヤニヤする玄くんにそっくり…間違いなく兄弟だ!と思った。
「お前が電話に出ないからだろ? 昨日から何回も掛けてんのに。」
玄くんは明らかにしまった、という顔をした。
そういえば、いつも玄くんは私と居る時、特に寝る前には仕事の電話に邪魔されたくない、と携帯の電源を切る。
今朝携帯を弄ってる玄くんを見てない、から、ホントに携帯見るの忘れてたって感じだった。
「ま、昨夜はお楽しみだったのかもしれんけどさ。せめて朝には電源入れろ。」
お兄さんは私をチラッと見てから玄くんに向けてニヤッと笑った。
この意地悪な顔…私をからかってニヤニヤする玄くんにそっくり…間違いなく兄弟だ!と思った。

