この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第29章 2人のX'mas【同級生】

玄くんが、着替えてリビングに帰ってくる。
「どこ行きたい?」
「どっか、アウトレット!クリスマスセール、もう終わりかけかもだけど、車じゃないといけないもん。」
「オッケー。三田とりんくうどっちがいい?」
「三田!」
鍵をカチャッと鳴らし、玄くんがコートを羽織った。
薄手のキルトコートはラヴェンハムかしら。深いダークグリーンのコートと、デニムの濃いブルーと、茶色のオイルドレザーブーツ。インナーはマスタードのニットに白シャツを合わせてる。色がたくさんある割に、どれも落ち着いたトーンだから、統一感があって、やっぱ、さりげにオシャレなんだよね。
いつもカジュアルなんだけど、キレイめで、だらしなくない。
座り慣れた右側の助手席から運転する玄くんを眺める。
「ねぇ。」
「ん?」
「なんで金髪にしてたの?」
「…したかったから。」
「校則に引っかかって先生に目付けられるのわかってて?」
「どこ行きたい?」
「どっか、アウトレット!クリスマスセール、もう終わりかけかもだけど、車じゃないといけないもん。」
「オッケー。三田とりんくうどっちがいい?」
「三田!」
鍵をカチャッと鳴らし、玄くんがコートを羽織った。
薄手のキルトコートはラヴェンハムかしら。深いダークグリーンのコートと、デニムの濃いブルーと、茶色のオイルドレザーブーツ。インナーはマスタードのニットに白シャツを合わせてる。色がたくさんある割に、どれも落ち着いたトーンだから、統一感があって、やっぱ、さりげにオシャレなんだよね。
いつもカジュアルなんだけど、キレイめで、だらしなくない。
座り慣れた右側の助手席から運転する玄くんを眺める。
「ねぇ。」
「ん?」
「なんで金髪にしてたの?」
「…したかったから。」
「校則に引っかかって先生に目付けられるのわかってて?」

