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another storys
第30章 思い出の味【社内恋愛のススメ・Cross roads】

口に入れると、シロップの甘みが広がる。
う。
やっぱ苦手……
「ホットケーキ、嫌だった?」
「…そういうわけじゃないんだけど。あんまり好んでは食べないだけ…」
「そっか。聞いてからにすれば良かった。朝、ご飯かパンか、甘いのがいいか塩味がいいか。でもウチに買い置きのホットケーキミックスがあったから持って来ちゃった。ダメなら食パン焼く?ホットケーキは私が食べるから。」
「ごめん…」
「うぅん、いいの。隆行くん好き嫌いないって勝手に思って確認しなかった私が悪いんだから。」
「昔は食べてたんだけど…」
そこまで言って。
ふと、思い出した。
う。
やっぱ苦手……
「ホットケーキ、嫌だった?」
「…そういうわけじゃないんだけど。あんまり好んでは食べないだけ…」
「そっか。聞いてからにすれば良かった。朝、ご飯かパンか、甘いのがいいか塩味がいいか。でもウチに買い置きのホットケーキミックスがあったから持って来ちゃった。ダメなら食パン焼く?ホットケーキは私が食べるから。」
「ごめん…」
「うぅん、いいの。隆行くん好き嫌いないって勝手に思って確認しなかった私が悪いんだから。」
「昔は食べてたんだけど…」
そこまで言って。
ふと、思い出した。

