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another storys
第5章 僕の夏休み【パズルⅡ・運命の恋人】
これが対等な関係ならふざけるな、と一蹴する話だけど、僕は姉ちゃんに頭が上がらない。
長男の僕が家を継がずに済んだのも、ゲイである事を両親以下、家族親族には隠し通してくれていることも、忙しいと言い訳して、高卒以降10年間、1度も帰省していない僕に、独身の単身者が、盆正月、田舎に帰らないってのも不自然でしょ、と年二回、会社で配る用のアリバイ作りの帰省土産を買って送ってくれる。
おかげで僕は長期休暇はのんびり1人で過ごすことができる。
正直気は乗らないけど、1度くらい、姉孝行するべき、かな…
そう思って、引き受けた。
長男の僕が家を継がずに済んだのも、ゲイである事を両親以下、家族親族には隠し通してくれていることも、忙しいと言い訳して、高卒以降10年間、1度も帰省していない僕に、独身の単身者が、盆正月、田舎に帰らないってのも不自然でしょ、と年二回、会社で配る用のアリバイ作りの帰省土産を買って送ってくれる。
おかげで僕は長期休暇はのんびり1人で過ごすことができる。
正直気は乗らないけど、1度くらい、姉孝行するべき、かな…
そう思って、引き受けた。