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淫徳のスゝメ
第1章 私が淫蕩に耽るまでのこと
ゆでたまごのように白い少女の肉壺が、私の目路の近距離で、異様な色を湧かせていた。
熟れた漿果の粘ったジュースが、私の罪なき臭覚に、猥褻な呼び水を染み通らせる。
私の一つか二つ歳上の少女は、しとりに火照った肉叢に、桜の血色を滲ませていた。無情なロープの纏縛が、彼女を吊り上げていた。
「…………いやらしい顔」
私はひとりでに聳り立つ少女の乳房のコットンパールを、指の腹で押し込んだ。
「くっ……、っ……んん」
弾力の丘陵にうずまるまろみは、私の指の腹の中で、その台座に相応しからぬ成熟を遂げていた。
少女を吊り上げたのは私だ。
「随分、楽しんでくれるわね。もう一度注意しておくわ。貴女に与えているのは体罰よ」
「はっ……ぃ……。先ほどは、申し訳ございません、でしたぁ……、はぁっあ…………」
私は少女のコットンパールをつねり上げると、爪から離した。乳房を連れて変形し、にわかに千切れそうになった頂に、テグスを結ぶ。