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淫徳のスゝメ
第3章 私が最も華やいだ頃のこと
「畏れながら、まづる様……ふみ子は、ぁっあん…………まだ幼くぅぅ……あぁんっあんっあん!……」
「大丈夫よ。直美さん」
私は性臭に溺れた肉をバイブレーターが上下する様を見つめながら、やや白けた気分で五月蝿い女を宥めにかかった。
「私は十四の時、快楽の味をしめたわ。何も困ったことはない。私のお母様も貴女のように愚かな偏見に迷走していた、娘に幸福を教えもしないで、陰気な人生を強いたかったんでしょう。お父様が守ってくれて良かったと、心から安堵しているの。破瓜を済ませたのはふみ子より一年経ったあとのことだけれど、粋なお父様のこと、肉棒は私の誕生日のプレゼントのつもりだったんだわ」
まづるさんは、剥きたてのゆで卵のような少女の肢体を触り回していた。
ふみ子の純朴な顔は生意気にも不安を示唆し、幼い乳房の先端は、まづるさんの指が掠める度に、女の変化をきたしている。
私は一つの提案をした。
まづるさんはやんごとなき令嬢らしく、下々の人間を踏みにじるような真似を忌む。従って、彼女は愛人面を気取っている直美を気遣い、ふみ子の破瓜に彼女自身の指は使わないつもりでいた。
直立させたふみ子の乳房を揉みしだき、腹を啄ばみ、尾てい骨をしゃぶる片手間、まづるさんが持ち出したのは、巨大なディルドだ。私のお兄様の股間についているのに似ていた。ちょうど良いことに、お母様が入院して、きよらが全寮制の私学に厄介払いされてからというもの、お兄様が屋敷を訪う頻度は増えていた。