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淫徳のスゝメ
第3章 私が最も華やいだ頃のこと
* * * * * * *
ガラスの拘束をとかれると、まづるさんはことごとく肌を包み隠す衣服をまとい直した。
私達はみゆきさん率いる群れに混じって、螺旋階段を昇っていた。
メンバー達が、使い慣れないももの筋肉を鞭打つ私の裸体に、おりふしちょっかいを出してくる。
「あの体罰は好き嫌いが分かれるな。いやというほど気を遣っても、相手は機械で抗議するだけ無駄だもん。快楽死するかと思った。人間って、以外とタフだね。私、最後は振動も電流も区別つかなくなってたよ。後ろは裂けそうになるし、突起は容赦ないし……クリトリスだけでも止めるべきじゃない?ってか、五十分で終わりかと思ってたのに、おかしいと思っていたら一時間以上なってたし……」
「ふふっ、ごめんなさい。まづるさんがあまりにも色っぽくて、私、時々わざともたついてたの」
「本当に?姫猫さんのいじわる」
まづるさんの恨めしげな目が、私をねめた。
事実、私はまづるさんの拷問を引き伸ばさんと、私自身の審査時間を長引かせる工夫をしていた。そのために、私も彼女を上回ってふしだらなレッテルを貼られ、相応の体罰を受けることになったのだが。
「ぁっ、はぁんっ」
何者かの手が、私の乳房を後方から揉み込んだ。パンでもこねる手つきだ。顔も知らない少女の手に便乗してか、まづるさんも私の臀部を撫でにかかった。
私達は、小さな扉の前に至った。
みゆきさんが扉を開くと、エントランスと同様で、もう一枚ガラスがあった。
ただし、中に見えるのは人間だ。女が三人、男が五十人ほど詰め込んである。