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淫徳のスゝメ
第3章 私が最も華やいだ頃のこと
「ぅっ、ぐす……」
ビシィィィィィイイイイッッ…………
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あっっっ…………い"た"い"い"た"い"い"た"い"ぃぃぃぃぃ!!!…………」
「まだ口答えをするの。どれ、……」
「ぁっん!」
「痛がっているにしては、ここのロープはぬるぬるね?これが何の汁か分かっている?」
「…………気持ち良い、時に、出て……っく、る……お汁です……」
「いつの間にこんなものを垂れ流すことを覚えたの。何故?お前がこんな身体では、恥ずかしくて世間に出せない。女はいやらしいことに興味を持たず、将来のお婿さんのために秘所は大事にしておくものでしょう。貞節な身体になるまで、お父さんがしっかり訓練してあげる」
「あっああ…………はい、お願いします……ひく…………いやらしい私の身体を、ぅぅ……ぐっ……女らしい慎みある身体に戻して……下さ……ああああああっっ…………」
桜色の顔面を歪める洪水とはよそに、台詞を叫ぶ少女の声は楽しげだ。
母親役の少女が悋気を訴えた。父親役の執行人は、愛する彼女にキスをして、その身体をいたぶってやる。
私達は、辛辣なアイロニーを含んだごっこ遊びの場を離れた。
手すりの下方、エントランスの大理石の像の陰にもまた一組、逢瀬を楽しむ姉妹がいた。