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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと
「そう……淫乱なの、私……」
ぷくぅっ……と膨れたコットンパールが、まづるの指と指の間をこぼれていた。
「お兄様達を見ていると、貴女にもああいうことをして欲しくなるわ……。終わるまで、待てない……。お母様の亡骸と、忌々しい巻き寿司と、お兄様達を眺めながら今すぐまづるに抱いて欲しい……」
お兄様達の聞き苦しいBGMも、まもなくみだりがましい風情になった。
まづるは私をお兄様の寝台に移して、天蓋に両手を縛り上げた。
私は、まづるに打たれたがった。まづるは私の総身に口づけて、口づけた分、痛めつけた。
びゅっ……パァァァァァンっっ…………
「ああああああんっっ」
数本の合皮が束ねてある性具は、豪快な音を立てながら、絶妙な甘美を肉叢に刻む。それでも数を重ねれば、私の真珠肌は容易く赤らみ、顔色を保てなくなるほどの疼痛が重なる。
ビシィィイィィィッッ、ひゅっ、ピシィィィィィッッ……………
ちゅっ、てろ……ちゅる…………
私のウエストをバラ鞭が巻きつき、まづるの指が、私の乳房の形を歪める。
まづるは、のべつ私の喉に歯を立てた。私の乳首を吸い上げて、乱暴なまで吸い上げる。
私の劣情はとどまらない。まづるの加虐は、私を微塵も惨めにしない。
私は、まづるを信頼しすぎていた。気に入りすぎていた。