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淫徳のスゝメ
第5章 私の暗黒時代のこと
口内は、再三、熱に満ちた。
野性が花蜜を啜るように、美園が私の唾液を貪る。私をかき抱いた腕が慄え、私を撫でる片手が荒ぶれ、ドレスを押し上げる丘陵を歪める。
たぷっ、たぷっ…………
「んんぅ……!んん……」
私達はキスをやめて、恒例の作業に移った。
私は惜しみながらドレスをめくって、美園を見上げて涙ぐむ。
「恥ずかしいのか……」
羞恥など、とっくにない。
私は家畜だ。愚昧な人間に寄生され、採取され、神や自然に従順であればこそ、彼らとは相容れられない家畜だ。私が着衣しないのは、彼らが脱衣しないのと同様、まるでおかしくないことだった。
ただし、美園はうぶな娘を好む。
客達は、あくまで純朴な容姿の私が恥じらう姿に興奮する。
「どれ、もっとスカートを上げてみなさい」
「はい……」
「もっとだ。きよらちゃんのパンティは何色だ?おじさんが似合うか見てあげるから」
「は、い……」
「ほぉ……。赤か……。ちょっとけしからんな、そんなに小さな当て布では、割れ目が見える……」
「…………」
「それとも、本当はいやらしいことが好きなのか?ブラジャーも見せてみなさい」
「や…………おゆ、るし……下さい……」
私はパンティを両手で隠して、小さく震えた。