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淫徳のスゝメ
第6章 私が見た海の向こうの嘲笑のこと
「ののはさんは遊び人よね。外国人フェチだっけ?」
「フェチとは違うわ。ウェットなジョークでなごませてくれる欧米人や、照れもしないで、仔猫ちゃん、なんて囁いてくれる西洋人との方が燃えるんです」
「つまりセックスも過激な方が好きと?」
「あっ」
「ののは、良い身体をしている……!どれ、尻は。良いなぁ、よがる顔もたまらない。仔猫ちゃん、否、猫!お前はこれから私のペットだ!」
「はぁっ、ぁっあん!」
「まぁ、いけない神父様。この人酔ってるわ」
ののはの乳房を存分に揉んだ神父様は、太ももや尻まで物色を始めた。この数日間で見事な成長を遂げた聖職者を、紀子さんが愉快に囃し立てる。
「オジさんのここを触ってみなさい」
「良いんですかぁ?」
「ふふ」
「あんっ、ぶっとく勃ってるぅ!私、旦那様の立派なものを見たいです」
「良いとも良いとも、あとからのお楽しみだ」
「神父様」
丸井が神父を窘めた。
当然だ。私達が今夜ここを訪ったのは、娯楽を求めてだけではない。周囲のテーブル席で善良な客を気取っている、ロベルト達の仕事の準備を進めるためだ。
「日本人だって、それくらいのサービスしてよ」
愛々の性器をいじくりながら、私は反駁意見を示した。
セーラー服にブレザー、カクテルドレス、ネグリジェ──…従業員らはよりどりの服装をしており、共通して下着をつけていない。そして、要求すれば洋服をたくし上げ、所望した部位を露出する。