この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫徳のスゝメ
第7章 私がつい経験した蜜月のこと


 ちゅる…………


「ん……」


 ちゅ、ちゅ……てろ…………


 私を啄むまづるのキスは、のべつ濡れた弾力が混じり、唇をなぞる。私の太ももにかかった気配は、羽根のように軽い。そして指は、バスローブ越しに肩を滑って腕を伝い、私の指を絡めとる。


「はっ……は……んん」


 壊れものに触れる具合のまづるの唇、舌、吐息が、私を侵食してゆく。唇を割って口蓋をくすぐって、歯列を丹念に確かめる。


 永遠に味わっていたいほどのキスに酔いながら、私は絹のごとく顆粒層にくるまった指に慄いて、乳房を遊ぶ手のひらに悶え、その先の行為を促したがる。


 ぐちゅ……じゅるっ、ちゅる…………


 水音と吐息の音色が私達を繋いでいた。

 私はまづるの舌を抱き、神さびたメゾを奏でる口内に、今しがたと同じ愛撫を施す。


「はぁっ、はぁ……」

「ん、姫猫……はぁっ、……」


 私はまづるの喉に唾液を流すと、彼女にも同じものをねだった。

 まづるの指が私のおとがいを固定して、上向きになった唇に、彼女のしとりが注がれる。

「…………」

 喉を鳴らした私の吐息が、また、キスに塞がれた。

 媚薬のごとく唇が私の口周りを拭いながら、その手のひらは絶えず私の乳房や太もも、腹や手を撫で回していた。


「はぁっ、はぁ……」

「いやらしい顔……綺麗だ……姫猫……」

 ちゅる……ちゅっ、ちゅ…………

「ふぅっ!んん、ふ……っ」

 気の抜けた音声が私の鼻を抜け出てゆく。まづるが私の耳をしゃぶって、陰毛を指に絡めるからだ。
/403ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ