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淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと







「可愛い姫猫……。楽しんでいるようね?私は少し妬いているわ」

「ご冗談を」

「何故、そう思うの?」

「有本さんは、全ての善悪を意のままに甄別出来になる方です。そんなお方が、本当に私が多くの女性と楽しんでいることをよく思っていらっしゃらないのでしたら、今頃は私を罰せられておいでのはずです」



 私は有本さんのメイドの一人を、ペニスバンドで攻撃していた。


 年のほどは二十代前半、先日破瓜を済ませたこのメイドは、優れた肉体を備えていた。

 私が初めて有本さんの自涜を補翼した時あてがわれたような、成熟した女体ではない。大学一回生くらいと聞いても頷けるようなみずみずしい初々しさは、私より、このメイドの方が上回っているほどだ。



「あんっ!あんっ!…………き、てぃ……さまぁぁ…………ぁっ、あぁぁ……あああっっ………」


 私の恥丘を、お父様のペニスを象ったようなそれが伸びていた。

 ただし、結合した部位を視覚に認めることは出来ない。
 メイドの性器は私の張り型を根元までのみ込み、私は真珠色の乳房や喉を啄ばみながら、ピストンを繰り返していたからだ。



「あああんっ…………そこっ……やぁっ…………そっ、なに……激しいのぉっっ…………」

「はしたないわねぇ……良いんでしょう?こういうの、…………乱暴にされるの、好きなんでしょう?…………」

「ああっ……好きっ……好きぃぃ……こわれるぅぅ…………姫猫さまぁぁっ……あああんっ!!」



 私達の後方で、バイブレーターの音がしていた。

 大胆な機械音をしのぐ嬌音は、私とメイドのものであって、有本さんが発してもいた。




 メイドが退室させられたあと、私はふかふかの絨毯に膝を下ろし、四つん這いになった。

 唇と歯だけを使って、有本さんのソックスを除く。おりふし足先で頬や唇を愛でられながら、私は有本さんの指をしゃぶる。
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