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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
バスローブではなく赤色に白のドット柄の部屋着で2007のドアをノックする菜々美。

立ちつくす彼女は向こう側にも部屋がある事に気がついた。


部屋番号の代わりに結城啓輔プライベートルームと書かれた2008。

ドアはすぐに開けられ風呂あがり特有の香りが漂う、乾かした髪は更にさらふわとした感じで色気が増す。

あの髪に触りたい…
素肌に青いバスローブがなんだが落ちつかない――

えっ!あたしったら何を思うの?
菜々美は思考を消し去るように首を振った。

部屋に入ると青色のセミダブルのベッドに赤くなる。
ダブルベッドっていう事はいつも誰かと夜を共に…?
『菜々美さん?
とりあえず座って』
ベッドだけを見つめる彼女に結城は苦笑する。

ベルベットの黒い2人がけのソファー・同系色の広いテーブル・40インチの液晶テレビ・コンポ・本棚・クローゼット。

この間結城と食事をした広いテーブルと椅子は別に設えてあった。
『黒が好きなんですか?』『落ちつきますからね』
ミネラルウォーターを差し出され菜々美はコップに口をつける。

『内装が気になりますか?それとも落ちつかない?
初めて入る部屋でもないでしょう』

『この部屋で食事を…』

『俺のプライベートルーム…誰が入ったか気になりますか?』

『なっ…気になんか…』

結城は菜々美の手から空になったコップを取りキッチンで洗った。

『寝ましょうか』
『!!!』

菜々美は結城に両手をとられソファーから立ち上がった。
男の人にしては細くて繊細できれいな手・指先…

『ひゃっ、冷たっ』
『タオルで水気はよく拭きましたけど?
君の手は温かくむしろ熱をおびているかのような』

『気持ちいい…』
『熱が?』

彼は菜々美の額に手のひらを当てた。

『熱なんてないないっ』
『ふぅん…
じゃあ添い寝緊張してます?』

『違っ……わない』


クスッ‥
おかしそうに鼻で笑うかのような結城はベッドサイドの横長の時計を見た。

『日付が変わりますよ、
ベッドにはいりましょう』
端に寄る菜々美に結城は布団の中で彼女のウェストを引き寄せた。
『君が落ちてしまいます』
あたし眠れるの?
『ウェストの腕を退けてください』

『隅に寄らないと言うならね』
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