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《愛撫の先に…》
第6章 《ぬくもり…》
***
結城啓輔の予言スイートタイムは週明けからサイトにて受付が再開された。
オフィス街の恋する女達は待っていたかのように嬉々としてスイートタイムや、それぞれの指定したホテルへと足を運ぶ。
女達は意中の彼とは別口で結城のテクを褒めるのだった。
アサヒコーポレーションでも毎日のように誰かが口にする。
当然それは菜々美や陽子の耳にも入るわけで、
サイトを開いてスイートタイムの予言申し込みにうんざりするのだった。
結城を知るきっかけとなったスイートタイムだったが、
菜々美の恋を応援する陽子はおもしろくないのである。
『予言サイトも予約でいっぱい!これじゃあ菜々美と結城さんのデートをセッティング出来ないじゃない』
『あたしが結城さんとデート?勝手に決めないでよ』
『嬉しいくせに』
『嬉しくなんか…』
デート…
ロッカールームにいた2人の話を遮るように相沢が勢いよくドアを開けた。
『彼と喧嘩しちゃった!仲直りにも予言って有効かなぁ〜?
予約でいっぱいだからぁ〜スイートタイムへ押しかけちゃおうと思うの』
『ちょっと相沢?勝手な事しないでよっ』
陽子が反論し、
菜々美は相沢の言葉を心の中で繰り返していた。
「スイートタイムへ押しかけちゃおうと思うの」
「スイートタイムへ押しかけ」
スイートタイムへ押しかける―――!?
相沢さん…
そんな事…
結城啓輔の予言スイートタイムは週明けからサイトにて受付が再開された。
オフィス街の恋する女達は待っていたかのように嬉々としてスイートタイムや、それぞれの指定したホテルへと足を運ぶ。
女達は意中の彼とは別口で結城のテクを褒めるのだった。
アサヒコーポレーションでも毎日のように誰かが口にする。
当然それは菜々美や陽子の耳にも入るわけで、
サイトを開いてスイートタイムの予言申し込みにうんざりするのだった。
結城を知るきっかけとなったスイートタイムだったが、
菜々美の恋を応援する陽子はおもしろくないのである。
『予言サイトも予約でいっぱい!これじゃあ菜々美と結城さんのデートをセッティング出来ないじゃない』
『あたしが結城さんとデート?勝手に決めないでよ』
『嬉しいくせに』
『嬉しくなんか…』
デート…
ロッカールームにいた2人の話を遮るように相沢が勢いよくドアを開けた。
『彼と喧嘩しちゃった!仲直りにも予言って有効かなぁ〜?
予約でいっぱいだからぁ〜スイートタイムへ押しかけちゃおうと思うの』
『ちょっと相沢?勝手な事しないでよっ』
陽子が反論し、
菜々美は相沢の言葉を心の中で繰り返していた。
「スイートタイムへ押しかけちゃおうと思うの」
「スイートタイムへ押しかけ」
スイートタイムへ押しかける―――!?
相沢さん…
そんな事…