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《愛撫の先に…》
第6章 《ぬくもり…》
『わざと?』
『だったらどうだというんです?
折れた傘は君がいくら泣いたって元には戻らない』

『でもっ中谷専務の大切な傘をあたしは…』

『ストップ!君はまた泣きそうな顔をする。
俺が将也に買った店を聞いて買い求め、
中谷将希と刺繍を特注すれば問題ないでしょう』

『将也さん?
中谷専務が持ち歩いているあの写真の?』

『見たんですね、
相変わらず中谷さんは見せたがりというか…
その将也の娘からおじいちゃんへの誕生日プレゼントだった』

おじいちゃんへの誕生日プレゼント!
そんな大切な傘をあたしは…
あたしは………!

『…ごめん…なさい……』
『また泣くんですか?
今度は抱きしめましょうか?』

うつむいた菜々美は涙を頬に伝わらせながら結城を見た。
『抱きしめ…』

『君は俺から処女を奪われても他の男達にレイプされても反応は変わらず、
初なままなんですね』

『結城さんに抱かれるまであたしは何も知らないままで…』

『契約の処女以外の女達はみんな男を知っていて、
激しく腰をふり快感を求めてくる。
毎日毎晩そんな女を相手にすれば君みたいな女が新鮮に見えてくる。
キスだけで泣き止み耳たぶを舐めると身をくねらせる反応が喜びにさえ思えて、俺はサディスティックな男ではないのに体が疼いてしま…―――
帰りましょうか。
彼に連絡して購入したら中谷さんに渡しておきますよ』

『結城さんから?』

『不満?気にいらない?』
『あたし中谷専務に謝りたいの、
このままじゃあたし』

結城は菜々美らしいという表情で笑い、
再び車を走らせていった。
傘が繋げる2人の関係がまわり始める―――
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