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《愛撫の先に…》
第6章 《ぬくもり…》
『黙っているって事は諦めるんだ?』
『う…今ならまだ失恋の傷も深くないかも…だからっ』

『だったらセックスは?
結城さんなら上手くリードしてもらえるセックスが楽しめるのよ』

『上手くリードしてもらえるセックス…
結城さんはあの人がいるから…』

『焦れったい!
だったらセックスは他の男とやるのね!』

『あたし乱暴されてからセックスが怖いの』

『だったら一生独り身でお局さまになるの!?
まだまだ24なのに女を棄てるの!?』

『一生独り身なんて言ってない』

『セックスが怖いからやんない?
たかだかツーショットで女が啓輔と呼び捨てにしたからカレカノだと!?
だから菜々美は24にもなって処女だったのよ』

『陽子あたし傷つく…』

『アサヒコーポレーションに入社してからのつき合いだけど、
今の菜々美を見てると過去の恋愛がわかるのよ。
片思いばかりで終わる恋をね』

電話口の向こうから微かに澤井の声がした。
『陽子言い過ぎ』

澤井くんといるの…
カレカノで羨ましい…

『遥斗パソコン開いて立ちあげてよ、
菜々美電話切らないで』
陽子は澤井と菜々美に話しかけたようだ。

陽子?

耳をひそめ聞き入ると、
なにやら声を潜めた内緒話とマウスを動かす微かな音がしていた。

『オッケー!送信完了!』
送信完了?陽子?
時間制限のネット通販でもしてるの?

『菜々美もう送信したから逃げも隠れもしないでね』
『ネット通販じゃないの?逃げも隠れもしないで――って?』

『結城さんのスイートタイムへ菜々美名前で送信したのよ、
親友や友達以外なら犯罪だろうけどね。
菜々美が契約から感じやすくなった体がもったいないのよ』

『感じやすくなった体がもったいないって…』

『結城啓輔にセックスのレッスンをお願いしたの、
今の送信内容はそういったとこ』

『セックスレッスン!?』部屋着でベッドに丸くなっていた菜々美は起き上がり叫んでいた。

『他の男にでも感じるように体を開発してもらいなさい』

『開発!?』

『開発よ』
恋路を心配していた陽子は送信辺りから楽しそうにクスクス笑いながら話していた。

【今から契約で寝ますが、また明日陽子さんと…
直接菜々美さんに返事をいたします。
結城啓輔】
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