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《愛撫の先に…》
第6章 《ぬくもり…》
『君が、濡・れ・な・い?…フッ――
男を知らない無垢な処女の君の中は俺のぺニスを難なく受け入れる程に濡れていたのに?』
予期せぬそんな言葉攻めに菜々美は体の力が抜けるような感覚だった。

結城さんのぺ…ニスってあからさまに…
躊躇する事なく言えちゃうのって大人の余裕かしら?予言で女の人と寝ているから?
予言で女の人と毎日毎晩…
恋煩いという痛みがチクン‥と菜々美を切なくさせる…――

『菜々美さん?
処女喪失から男と寝たのですか?
俺が知っている乱暴されていた夜を除いて教えてもらえるかな?
痛い思いはそこからなんでしょう?』

『あたしのセックスを?
高瀬さん以外にはあの時にいた男の人達に無理やり乱暴されたくらい』

『あの夜…
君の裸体には男の欲の証がぶちまけられていた、
君の中に男のぺニスが入り上下に挿入され…
君は痛さに顔を歪めながら泣いていた…』
結城の声に辛辣さが加わり先ほどより低くなる。

『言わないで…
思い出すから…』
菜々美の頬からひと筋の涙が落ちる。

『痛さは君のせいじゃない、セックスに愛撫は必要不可欠で愛撫なしでの挿入は暴力と同じ…
痛かった?
辛かった?
君がセックスを嫌う理由はそこにある――』

『結城さん…』
痛かったです!
辛かったです!
恥ずかしくて屈辱的で!
服を脱がされ裸にされ乱暴されて逃げる事も許されないくらい手足を掴まれて!
結城さん服が汚れるのも構わずにあたしの裸体を包んでくれてありがとう…―――

『ただ彼らのせいで若い体をもて余しセックスを諦めるのは罪だろう?
このままセックスなしで歳を重ねる事だけはしないで。
俺は君の胸が気に入っているから、
メッセージどうり従うのも悪くない』

俺は君の胸が気に入って―――
結城さん言葉攻め?
あたしの下半身がむずむずと疼いてく…
ブラに収まる胸も反応しちゃう?

結城さんは意地悪だ……
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