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《愛撫の先に…》
第7章 《感情のおもむくままに…》
『面識のない3人が翔子と遊ぼうと手を出そうとし俺は必死でかばっていた』

『怪我したの?』
『俺は彼らに殴られ蹴られ屈しない様子に諦めたみたいで、
翔子を守りきった俺は駆け寄る彼女の肩を借りた』

『殴る蹴るなんてひどいっっ』

『翔子を守りきれた事でいい…ただそれだけで。
帰ると言う俺に翔子は後ろから抱きついて
「ありがとう」って…――
感情を抑えられなかった俺は翔子を正面から抱きしめキスをしていた』

『キス…』

聞きたくない!
だけど聞かなきゃモヤモヤして眠れない…

『だけど唇を合わせた瞬間に翔子が想う相手が将也だとわかって…俺はキスを止めた…』

『!!、将…也さん…』

翔子さんは結城ではなく中谷なの?
中谷翔子さん?
だけど思い出の中の結城さんが可哀想…
殴られ蹴られて翔子さんをかばったのに想う人は違ったなんて…

『菜々美さん?体を寄せてきて寒いのですか?』
『ううん…慰めたい』
『慰めか…
2人を見るつらさは大学に入る頃には消えていたから…
それに将也以外なら身を引く気にはなれなかったが、将也だから翔子を諦める努力をした』

『失恋…』
『構わない…
だからあの日キスの後に初めての予言をしていた。
将也の好きな物や性格や趣味を知る俺でも彼の恋愛感を聞いた事等なかったから初めての予言だった』

『当たったの?』
『当たったみたいで将也と翔子がつき合う事を2日後の日曜日に聞いた』

『そんな…結城さんが可哀想…』

『菜々美さん、
将也だから身を引いた、
傘の贈り物は将也と翔子の娘になる』

『希ちゃん?』

『中谷さんのひと文字をとり希と名付けられて』

『あたしなら泣いちゃう…』

結城さんつらくなかった?あの傘の為に翔子さんや希ちゃんを思い出す事になるなんて…
あたし…

『彼女となった翔子は言ったんだ、
「予言みたい!
結城君は素敵だからキスだけで未来が見られるね」
と』
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