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《愛撫の先に…》
第7章 《感情のおもむくままに…》
濡れた乳首に菜々美は喘ぎ、
片方には自ら指を舐めた上で先端へ触れていく。
『んっ…』

だがかすかな喘ぎだけで先ほどの快感が薄れていく。

結城さんが触れると喘いでるのに?
乳首も疼いてるのにどうして少ししか感じないの?
結城さんがじっと見てるから緊張してるのも関係ありなの?
やっぱりあたしオナニー初心者だから?

『菜々美さん浮かない顔して寒いのですか?』
脱がせたのは自分だとばかりのように気づかう結城。

先ほどまで彼の愛撫に熱く乱れ体が火照っていた彼女は首をふって否定した。

レッスンならオナニーだって感じられるように頑張りたい!
あたしいつの間にこんな風に思うようになったの?

制服エッチ以来結城さんに脱がされたいなんて…
あなたの為にオナニーだって頑張りたいなんて…

だからあたし喘ぎが止まるなんてオナニーの下手さに顔をそむけたくなるの…

『菜々美さん顔をそむけないで俺を見上げて、
寒いならシャワー浴びましょうか。
すまない…
君の胸の感触に我慢出来ずに背後から…
まるで盛りのついた獣のようにやってしまった』

菜々美の体が抱き上げられ彼女は結城の上着にしがみつく。
『寒くないのっ、ただ…』『ただ?』
『あたしが気にしてたのはオナニーで感じれないから』
『そんな事?』
笑う結城のかすかな動きが菜々美に伝わりドキドキが増してく。

あたし結城さんに抱かれてる…――
今結城さんおかしそうに肩を揺らせたわ…
あたし結城さんに抱かれてる…

菜々美は再びソファーにおろされ、側に結城がいて自らのベルトをはずし始めた。

結城さん?

『衣服が邪魔になりますから脱がせる事に異論はないですね?
君を抱いていては俺の手が使えませんからね』

スカート等が彼の手で脱がされ菜々美は全裸となった。
『胸と股間に手をあててオナニーを再開してください』

結城さん?
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