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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
陽子の好意で当たり前のようにここに帰ってきてたけど、
そろそろあたしのマンションに帰らなくちゃなんないよね?
…
……
週明けの業務も終わり、
従姉妹と待ち合わせらしい陽子を振り返りながら会社を出た。
『寄り道しないでまっすぐ帰るのよって、
陽子なんだか朝からニヤニヤ笑ってたけど』
寄り道しないでまっすぐ帰ると18時。
乱暴されて以来マンションには着替えを取りに一度だけ帰っている、
今日から1人そう思うと少し震える。
マンション駐車場、
車に寄りかかっていたらしい人物が動いた。
何!?
声を出しちゃダメ…
走って通りすぎるのよ!
菜々美が駆け出そうとした瞬間その人物が灯りの前に立っていた。
『こんばんは』
『結城さん誰かを待っているんですか?』
『君だよ…―――江崎菜々美さん』
結城は菜々美の肩に軽く触れ口角をあげた。
えっ?
あたし!?
菜々美は一歩後ずさり結城が一歩前に出る。
『行きましょう』
『なっ…わけわかんない。行くってどこへ』
『食事に決まっています』結城は菜々美の手からバッグ等を手にした。
『待って待って、
食事してたら契約に間に合わないわ』
『構わない、
だって相手は君だから』
結城はクスッと笑う。
つまりあたし!?
また結城さんと…――!?
そろそろあたしのマンションに帰らなくちゃなんないよね?
…
……
週明けの業務も終わり、
従姉妹と待ち合わせらしい陽子を振り返りながら会社を出た。
『寄り道しないでまっすぐ帰るのよって、
陽子なんだか朝からニヤニヤ笑ってたけど』
寄り道しないでまっすぐ帰ると18時。
乱暴されて以来マンションには着替えを取りに一度だけ帰っている、
今日から1人そう思うと少し震える。
マンション駐車場、
車に寄りかかっていたらしい人物が動いた。
何!?
声を出しちゃダメ…
走って通りすぎるのよ!
菜々美が駆け出そうとした瞬間その人物が灯りの前に立っていた。
『こんばんは』
『結城さん誰かを待っているんですか?』
『君だよ…―――江崎菜々美さん』
結城は菜々美の肩に軽く触れ口角をあげた。
えっ?
あたし!?
菜々美は一歩後ずさり結城が一歩前に出る。
『行きましょう』
『なっ…わけわかんない。行くってどこへ』
『食事に決まっています』結城は菜々美の手からバッグ等を手にした。
『待って待って、
食事してたら契約に間に合わないわ』
『構わない、
だって相手は君だから』
結城はクスッと笑う。
つまりあたし!?
また結城さんと…――!?