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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
結城が予約をした場所は外観・内装まで蔵をイメージした和風テイストの店。
厨房やキッチンカウンター・テーブル・椅子等は広々とした大きなもので、
和のイメージに合わせた色合いのものを設えた感じだ。
和風レストランだけあってスープからデザートに至るまで、
スタッフがひとつひとつ説明付きでセッティングされる。
満足気な顔で店を後にし5分も走ると主要道路に入っていた。
『まだ緊張しているみたいですね、
ディナーは終わったというのに』
おかしくてたまらないというように結城はフフッと笑うと彼女は顔をそむけた。
『笑いますか?
スープからデザートまでタイミングよく出てくるなんて、じっと見られていたに違いなくて』
『あはははは、だからですか?
「雰囲気に酔いました」
なんて…君はなんてピュアなんだろう』
苦笑する事はあっても彼が肩を震わせ笑うのを初めて見た気がする。
『もう…もう結城さんとは一緒にご飯なんて行きませんっ』
『膨れっ面ですか?
悪かった、謝りますから。美味しかったですか?』
『はい』
顔の表情をゆるめた菜々美をみて結城は嬉しそうに頷いた。
『フフッまた連れて行ってあげますよ』
まだ笑う?
高瀬さんや連れてる彼女に見られながらのご飯を思い出すと、
今日みたいな穏やかで
スタッフさんに見られながらの方が良い時間だったと思えるの。
スイートタイム、
18階の鍵を持つ菜々美は結城と一緒にエレベーターに乗り込んでいた。
2人きり…
菜々美は隅に寄って距離をとる。
『怖いんですか?』
彼は菜々美を見下ろしていた。
厨房やキッチンカウンター・テーブル・椅子等は広々とした大きなもので、
和のイメージに合わせた色合いのものを設えた感じだ。
和風レストランだけあってスープからデザートに至るまで、
スタッフがひとつひとつ説明付きでセッティングされる。
満足気な顔で店を後にし5分も走ると主要道路に入っていた。
『まだ緊張しているみたいですね、
ディナーは終わったというのに』
おかしくてたまらないというように結城はフフッと笑うと彼女は顔をそむけた。
『笑いますか?
スープからデザートまでタイミングよく出てくるなんて、じっと見られていたに違いなくて』
『あはははは、だからですか?
「雰囲気に酔いました」
なんて…君はなんてピュアなんだろう』
苦笑する事はあっても彼が肩を震わせ笑うのを初めて見た気がする。
『もう…もう結城さんとは一緒にご飯なんて行きませんっ』
『膨れっ面ですか?
悪かった、謝りますから。美味しかったですか?』
『はい』
顔の表情をゆるめた菜々美をみて結城は嬉しそうに頷いた。
『フフッまた連れて行ってあげますよ』
まだ笑う?
高瀬さんや連れてる彼女に見られながらのご飯を思い出すと、
今日みたいな穏やかで
スタッフさんに見られながらの方が良い時間だったと思えるの。
スイートタイム、
18階の鍵を持つ菜々美は結城と一緒にエレベーターに乗り込んでいた。
2人きり…
菜々美は隅に寄って距離をとる。
『怖いんですか?』
彼は菜々美を見下ろしていた。