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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》

……
21時、食事も終わりスイートタイムには帰らずに走行する事に菜々美は結城を見ていた。

『何処へ向かうのか?
って顔をしていますね、
夜景を見に行こうかと思いまして』

『夜景?』

『きれいな夜景を見ると気持ち穏やかになりますよ。
君は疲れた顔をしている』
『疲れた顔…』

疲れた顔?
たしかに昨夜は眠れなくて…
ロビーや社員食堂で高瀬さんを見かけると見てしまうあたしがいるの…
未練?他に…
何故あたしを他の人に好きにさせたのか辛さと憎しみが混ざるの…
「高瀬さんあなたは彼女を他の人に抱かせるの?」
――そんな事聞けない…

『着きましたよ』
『えっ?』

うつ向いた顔をあげ結城を見ると見られていたようだ。
『海鮮料理美味しくなかったですか?
食事後にそんな顔をされるとあの店に連れて行った事を後悔します』

『そんなっ、
刺身に天ぷら・海鮮丼っ。
美味しかったですっ!』

『それなら良かった』

目を細め安心したかのような顔をした結城はシートベルトを外した。

車から出ると高台から街が一望出来てネオンやビルの灯りなどが点や線となり、
大きな主要道路の車の列や電車等は灯りが動いて見える。

『きれいっ』
『でしょう』
『こんな場所知らなかった…』

周りは10台の駐車スペース・自販機があり、
高台には胸の高さまでの柵が楕円形におおわれている。
結城は後ろを振り返りまた夜景を見た。
『隠れた夜景スポットのひとつです』

それから20分程眺めた後、下り坂を降り街の主要道路に入る。

スイートタイムに着いたのはそれから30分後、
エレベーター内ではまた菜々美は彼から離れ端に寄る。
結城から1801の鍵を渡されただけなのに、
そんな動作に反応する菜々美は乱暴から吹っ切れていない。

『おやすみ』
菜々美がエレベーターを降りる間際に彼が言う。

『おやすみなさい』
ドアが閉まる。

あたしご飯のお礼さえも言わないで…
結城さんが悪いわけじゃないのに浮かない顔で…

『ごめんなさい、結城さん』

眠気もあり風呂後すぐにベッドに入って眠りについたのは23時過ぎていた。

――――。
「押さえろ」
「暴れんな」
あの人達に体を押さえされ服を破かれ――。

嫌…!

またあたし乱暴されてるの?
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