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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
嫌だ…
嫌だ嫌だ嫌だ…
菜々美は逃げようと無駄な抵抗をし結城の腕の中で身動ぎするが、
かなうはずもなく粗い息をする。
そんな彼女をじっと観察していた結城は溜め息をひとつ。
『君が腕の中で暴れようが俺は落としたりなんかしない』
『結城さんが悪い人じゃない事くらいわかってる…
だけど近寄られ腕を向けられると怖いの!
男の人にはわからない!
乱暴されたあたしの苦しみなんて!』
『すまない…――、
俺も君を犯した1人だ…
だけど汗をかいたまま廊下にいるなんて、
そんなに君は風邪をひきたいのか?』
『あっ…』
『オーナーとしてお客様第一優先、廊下にいる君を見過ごすわけにはいかない』
オーナーとして…
お客様第一…
なんだか淋しい…
あたしはお客様――。
菜々美の心がチクンと傷んだ。
『俺の部屋?君の部屋?
シャワーを浴びるまでついているから』
この人には無駄な抵抗は効かないのかもしれない…
『あたしの部屋…』
1801、
室内はエアコンをきって出た為にむし暑かった。
バスルーム前で菜々美はおろされ結城はソファーに座りエアコンをつける。
『待ってますからシャワーを浴びなさい』
彼女はボディーソープで体を洗い長めにシャワーを浴びた。
いつまであたしは苦しめばいい?
あの人達のキスマークは消えたけど恐怖はなくならない!
ボディーソープのようにキレイに取り去って!
シャワーのように洗い流せたらいいのに!
あの人達の行為を…――。
彼女が部屋に入ると結城が顔をあげた。
『泣いたのですか?』
『………』
『もう4時前になる、眠りなさい。
何かあると28の内線を使うと俺の部屋に通じる』
室内は快適な温度になった為に結城は、
エアコンを自動送風に調整しソファーから立ち上がった。
『悪い夢をみないように―――おやすみ』
手をあげ彼は部屋から出ていった。
ベッドに座る菜々美、
彼の温かみが残るソファーに手を這わす。
きっとまたあの人達の夢をみる!
眠れない!
菜々美は鍵を持ち廊下に飛び出した。
結城さん…――
嫌だ嫌だ嫌だ…
菜々美は逃げようと無駄な抵抗をし結城の腕の中で身動ぎするが、
かなうはずもなく粗い息をする。
そんな彼女をじっと観察していた結城は溜め息をひとつ。
『君が腕の中で暴れようが俺は落としたりなんかしない』
『結城さんが悪い人じゃない事くらいわかってる…
だけど近寄られ腕を向けられると怖いの!
男の人にはわからない!
乱暴されたあたしの苦しみなんて!』
『すまない…――、
俺も君を犯した1人だ…
だけど汗をかいたまま廊下にいるなんて、
そんなに君は風邪をひきたいのか?』
『あっ…』
『オーナーとしてお客様第一優先、廊下にいる君を見過ごすわけにはいかない』
オーナーとして…
お客様第一…
なんだか淋しい…
あたしはお客様――。
菜々美の心がチクンと傷んだ。
『俺の部屋?君の部屋?
シャワーを浴びるまでついているから』
この人には無駄な抵抗は効かないのかもしれない…
『あたしの部屋…』
1801、
室内はエアコンをきって出た為にむし暑かった。
バスルーム前で菜々美はおろされ結城はソファーに座りエアコンをつける。
『待ってますからシャワーを浴びなさい』
彼女はボディーソープで体を洗い長めにシャワーを浴びた。
いつまであたしは苦しめばいい?
あの人達のキスマークは消えたけど恐怖はなくならない!
ボディーソープのようにキレイに取り去って!
シャワーのように洗い流せたらいいのに!
あの人達の行為を…――。
彼女が部屋に入ると結城が顔をあげた。
『泣いたのですか?』
『………』
『もう4時前になる、眠りなさい。
何かあると28の内線を使うと俺の部屋に通じる』
室内は快適な温度になった為に結城は、
エアコンを自動送風に調整しソファーから立ち上がった。
『悪い夢をみないように―――おやすみ』
手をあげ彼は部屋から出ていった。
ベッドに座る菜々美、
彼の温かみが残るソファーに手を這わす。
きっとまたあの人達の夢をみる!
眠れない!
菜々美は鍵を持ち廊下に飛び出した。
結城さん…――