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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》

……
………
カタカタというかすかな音と同時に、
トーストしマーガリンを塗ったパンの匂い。
そしてコンソメスープ。

ん…いい匂い…
寝返りをうつ。
『…ん』

いい匂い…
お腹へった…

―――いい匂い!?

菜々美は寝返りをうちながら目を覚ました。
左手に何かを掴んでいる?ベッドの上でたぐり寄せると黒いバスローブ!?

菜々美は自分の身なりを確認すると細かなボーダー半袖の部屋着だった。
『サイズはL…あたしLなんて着ない』

携帯のアラームが鳴り慌てて止めバスローブを広げてみた。
『昨夜?あたし…ダメ朝弱い』

さっきからいい匂いしてるけどテーブルに朝食?

トーストした食パン2枚・マカロニとハムとレタスのサラダ・玉ねぎのコンソメスープ・ヨーグルト。
それらがトレーにのりトーストからは香ばしさ、
スープからは熱々の湯気が食欲を誘う。

『朝まで眠れましたか?結城』
添えられたカードを読みながら昨夜の記憶が思い出されてく。

―――
あたし結城さんを追いかけてドアをノックしながら泣いていたみたい。

『このバスローブは結城さんが着ていた…
あたし握りしめたまま眠って…』
恥ずかしさに顔が火照る。
あたしっていったい…
途中から何も…

ドアがノックされ返事をすると結城が入ってきた。

『先ほど勝手に入らせてもらいました』

『朝食?』
『君のです』

『結城さんスーツ?
昨日と同じようにもうお仕事を?』

『オーナーですからね』
『昨夜はあたし結城さんに何を…』

『側にいてください―――ってお願いされましたよ』
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