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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第5章 其の一ー5・隠れ別荘~均衡と捌け口…
「良い選びだ、味も渋みも程良い流石は蒼だ」
「くすっ…
誉めても何も出ませんよ先生?」
「そうかな?
此処の女性達の中で蒼が一番だと思うがな」
「私など…他にもいらっしゃったのでしょう?」
「まぁな…
だが全員潰れた、只の女だっただけだ…」
「・・・そう・・・」
潰れた‥これには意味がある、この部屋と同じく…
一見シャンデリアで明るく豪華にソファーや外国の家具ミニバーなんか置いてあるが、その向こう無機質な鉄格子が嵌められ、薄暗くした空間‥
その中は男性達の欲望そのもの性的目的とした拷問道具の数々、鎖・滑車・木馬・特殊な鍵付き椅子にベッドその他にも沢山
全て女をいたぶり拷問する為の物、または男の暗い欲望を満足させる物
これがこの地下部屋の秘密、誰が使用しているのか分からないように1部屋、地下なので声が漏れる事も無い
「もう1杯貰おうか…」
「はい先生…」
「それと‥蒼分かっているだろう・・・脱げ・・・」
「・・・はい・・・」
先生のグラスにワインを注ぎ足して、私はテーブルの向こうに……
ヒールを脱ぎ捨て綺麗な絨毯に足を付け、ショールを取りワンピースに手を掛ける
今日ワンピースだったのは脱ぎやすいから、先生との行為は裸体が基本だからこれを選んだ
"・・・パサ・・・"
留め金を外したら、ワンピースがパサっと足元に落ちる、勿論中は何も身に着けて無い
裸体のまま先生に近付き私もワインを一口……
「相変わらず良い体だな蒼、そのデカい胸を縛り上げ更に強調させて楽しむのもまた一興…」
「先生のお好きなように‥此処はそういう場所ですもの…」
「従順なメスか…
その綺麗な顔が苦痛に歪むのがまた良いのだがな」
これが福沢先生…
福沢諭吉と名が知れ渡っている為、表立っては自分の性癖を見せられない
だからこの場所で先生は楽しむ‥女性を苦痛に泣き叫ぶまで責めて責めて責め捲る‥それが福沢先生の欲望…
「旨いワインの後は旨い女だろう?
立て蒼‥手は後ろに回せ」
「はい‥先生…」
言われた通りに先生の前に立ち、手は腕は後ろに…
"・・シュルッ・・ギギッ・・"
先生が取り出したのは縄、その縄を私の胸に回し腕ごと縛り上げる
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