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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第9章 思ひ出綴り・その後 其の二・~常その後に…~
部屋の中は予想以上に広い、現代で言えば個人的催しを行う規模の大ホールと言ったところ…
絨毯が引きつめられ、ところどころに丸型のテーブルに椅子、テーブルの上には西洋グラスらしき物と、その中に入ったワインか葡萄酒……
そして、一番奥の上座に当たる場所にキングサイズ並のベッド、その上に達磨にされ、ベッドに転がされている女が三人並べられ、男達の飽きない陵辱が繰り広げられている。
その他にも、部屋の至る所に自分と同じ、赤い長襦袢を着た女達…
それも全て男共の格好の玩具……
縛られたり、吊されたり、鞭打たれたり、穴という穴を犯されたり…
男の思う限りの、暗い欲望を、全て現実に再現されて、部屋の中は女の悲鳴と喘ぎ声に満ち満ち、ドス黒い雰囲気が部屋全体を包み込んでいる。
「お前は‥此処だ…」
部屋の中央から少し上座、そこに簡単な赤い布団が一枚、瑠衣は家主に突き飛ばされるように、その布団に倒された。
「・・・
新入りだからな、先ずは素直になって貰おうか」
どこから持って来たのか、家主の手には西洋グラスが一つ、それを瑠衣の顎を掴み、無理やり中の葡萄酒らしき物を飲ませ、気が済んだのか、その手をアッサリと離した。
「はぁ…はぁ…」
葡萄酒の味だけでは無かった、中に何か別な物が含まれている…
そうは思っても、今は逆らう意思は無い、ただ相手の成す儘に……
その為に此処に来たのだから・・・
「まだ、時はあるだろ?
縛って構わないか?」
「それは好きに……」
周りで見ていた男が、家主に話し掛け了承を取り‥男が持ち出したのは、竹の棒と麻縄…
「どれどれ……」
グイッと両脚を大きく広げ、膝下の折れ曲がる場所に竹を通し、大股を開いた状態のまま、麻縄で竹と両脚を縛り……
胸と腕を縛っている縄と共に、両脚も竹に固定され、卑猥な場所を全て見せながらも、自身は動けない状態‥緊縛でよくある姿だ。
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