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贖罪の檻。
第18章  動き出す事件
  


 オレンジの灯りの部屋の中で少女がベッドに置物のように横になっている。


「月良さま・・・おはようございます。」


 そっと足下から声を掛けて反応を待つ。


「・・・おはよう、ございます。」


「手首を診せて頂けますか?」


 返事をくれたので枕元に移動して昨夜酷く縛り上げられていた手首を見せるように声を掛けた。


「・・・はい。」


「では、診ますね。」


 白く細い手首を掴むとやはり紅くなっている。


「痛みますか?」


「・・・少し。」


 どれが、なんの、痛みなのか判らないままに答える。いつも以上に優しい触り方に少し警戒心が解けていく。


「これから数日は、お仕事の準備を致します。」


「・・・〝準備〟?」


 〝仕事〟という単語には、あまり反応しなくなっている自分に驚きながらも話しに耳を傾けた。


「はい。初仕事ですので・・・色々と美咲とさせて頂きます。」


  
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