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贖罪の檻。
第19章  無実の可能性
  


 《 《


「っ!!?」


「ようやく目が覚めたか。」


「っ・・・」


 目が覚めるとランジェリー姿で寝かされいた。


「無理するな。クスリでしばらく動けないぞ。」


「な、んて・・・?」


 目の前には、自分を浚い自分を蹂躙し悪びれなかった男が居る。身体を動かしたくても全く出来ない。


「さてと・・・。なにから始めるんだ、彼方。」


「!!?」


 この一連の出来事に秘書が関わっていると知り目眩がした。優しさは、やはり表面上の仕草だと判ってガッカリよりも自分の出来の悪さにため息ものだった。


「そう、ですね・・・」


「あな、たた・・・ち。」


 視界の端に現れた秘書の笑みに呆れてしまった。


「お話し、致しましたよね?仕事に向けての〝準備〟が要るのだと。」


「そう。俺は、医者的に。彼方は、礼儀作法・・・だな。」


  
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