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贖罪の檻。
第20章  闇に抱かれて
  


 ガチャン・・・と、後ろで鍵の掛かる音がした。


「〝初仕事〟、だけど・・・〝処女〟じゃないんだろう?」


「っ!!?」


 急に股の間に手を入れ掴まれてビクッと身体を跳ねさせた。


「返事は、どうした?」


「・・・は、い。」


「そうか。なら、別段優しくしてやることもないな。」


「・・・・・・
(怖い・・・。)」


 男の雰囲気と部屋の無機質さが恐怖を誘う。


「なにをボサッと突っ立っているんだ。こっちへ来て奉仕をしろ。」


 先にベッドに腰掛けて少女に命令する。しかし少女は、全く萎縮してしまって動く気配がない。


「返事は、どうした?」


「す、みません。やらせて、頂きます。」


 〝優しさ〟など期待していなかった。しかしこんな〝初仕事〟をセッティングされるなんて思ってもみなかった。

 のろのろと男に近付いて前に立つ。


  
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