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贖罪の檻。
第24章  幻の真実・・・?
  


 秘書の言葉に満足して褒め称える。


「では、干亜を連れて行って参ります。」


「気を付けてな。」


「はい、会長。」


 主に挨拶をして部屋を出た。


 》 》


「月良、起きて下さい。」


 ぐっすりと規則正しい寝息を立てる少女に声を掛ける。


「月良!」


「・・・ん。」


 声に気が付いてようやく目を開けた。しかし視界がぼやけてよく見えない。


「目が覚めましたか?」


「えっと・・・」


 覗き込まれているのは判るのだがよく顔が見えずハッキリしない。


「月良、なにをボーッとしているんです。しっかり目を覚まして下さい。」


「・・・椥、さっ、、、」


 起き上がりようやくしっかりと目が覚めるとそこには、主が居た。


「ずいぶんと寝ていましたね。」


 少女の驚いた表情を見てニヤリと笑う。


「〝初仕事〟は、どうでした?」


  
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