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第24章 　幻の真実･･･？

　　


　《　《


「明莉さん！！」


「先生、ずいぶんとご無沙汰でしたね。俺の弁護を辞めたのかと思いました。」


　本当に久しぶりに接見にやって来た弁護士にチクリとイヤミを言ってみる。


「すみません。書類整備が忙しくて･･･」


「いいですよ。依頼人は、俺だけじゃないですから。で、そんなに慌てて今日は、どうしました？」


　真面目に受け答えする弁護士に優しく返す。


「あっ、そうでした。釈放日が決定しました。」


「･･････。」


　興奮している弁護士と違い言葉にどう反応していいのか現実なのかを考えてしまい止まってしまった。


「明莉さん？」


「先生･･････いま、なんて、、、言いました？」


「釈放日が決定しましたよ。おめでとうございます。」


　静かに囁くように依頼人に告げる。


「･･･やっと、出られるのか。」